弁護士相談はベリーベスト法律事務所 神戸オフィスへ。
弁護士インタビュー

インタビュー

JR「三ノ宮」駅西口より徒歩10分のところに位置する、ベリーベスト法律事務所 神戸オフィス。阪急・阪神「神戸三宮」駅からも徒歩10分、各線元町駅からも徒歩圏内と、非常にアクセスがよいオフィスでは、個人が直面するトラブルはもちろん、法人のお客さまからのご相談も承っています。

では、実際のところどのような弁護士相談が多く、実際にどのようなポリシーを持ってお客さまの対応をしているのでしょうか。神戸オフィス所長、和澤 晋平弁護士にインタビューしました。

Q1.神戸オフィスではどのような法律相談が多いのでしょうか?

神戸オフィスは、平成25年6月に開所したオフィスです。当時は私とパラリーガル1名という、まさに個人の弁護士事務所というスタイルでスタートしました。しかし、開設から7年経過した令和2年3月時点で弁護士8名・パラリーガル9名と、神戸市内でも中堅規模の法律事務所に成長させていただいています。現在の事務所は三宮と元町の間のいわゆる「旧居留地」と呼ばれるエリアに位置しています。神戸の旧居留地は、日本が開国し始めた時期から、多くの外国人や外国文化が他の地域に先駆けて入ってきました。多くのご相談を受けることができているのは、神戸には、外部から来たものを受け入れる土壌があるからではないかと考えています。

毎日、3~4件のご相談をいただいていますが、もっとも多いご相談は交通事故事件です。三宮あたりであれば車がなくても生活できますが、少し郊外に出ますと、自動車がないとやはり不便で、生活に欠かせないものです。自動車が生活に欠かせないものであるからこそ、交通事故事件のご相談が多いのでしょう。次に多いご相談は、離婚・男女問題と、労働事件が同じぐらい、それから刑事事件、相続事件と続きます。性別や年齢層、国籍もさまざまな個人のお客さまからのご相談が中心です。とはいえ、企業のお客さまからもご依頼をいただくこともあるので、対応している案件は多岐にわたると言ってよいでしょう。

神戸エリアならではのご相談として思い浮かぶのは、運送会社関連のご相談が多いということが挙げられると思います。阪神大震災以前よりは物量が減ったと聞きますが、神戸港や六甲アイランドなどの港湾地区が物流の拠点であることに変わりありません。労災事件でも港湾地区エリアで起きたものが散見されています。特に運送関係であれば、日報を1年保存することが法律で定められています。弁護士が請求すれば、会社側で廃棄していない限り、証拠となる日報が保存されているケースがほとんどです。できるだけ早期にご相談いただければ、受け取れるはずだった残業代を取り戻すためのお手伝いができると思います。

Q2.お客さまの相談を伺う際に心がけていることはありますか?

和澤 晋平弁護士

ご相談者さまの抱える紛争は、他人になかなか話せない、話しづらいことが多いと考えています。解決しづらい紛争があれば誰でも、大きなストレスを抱えてしまうものだと思います。私たち弁護士に対してその思いを吐き出すだけでもずいぶん気が楽になるというお声をいただくことがあります。

だからこそ私は、ご依頼いただけるかどうかは別として、話をよく聞くこと自体が重要だと感じています。お客さまにとって、抱えておられる問題を誰かに話すことそのものが必要だと強く感じるのです。もちろん、適切にトラブルを解決に導くためにも、より深いお話をいただく必要があります。だからこそ、私は、お客さまが話しやすい雰囲気を作り出せるよう、心がけています。

個人のお客さまはもちろん、法人のお客さまであっても、弁護士としては、お客さまの味方として、法律の範囲で権利を行使するために行動します。しかし、ごくまれではありますが、自身の権利の実現というよりは、何か恨みを晴らす手段として法律を使おうとする方がいらっしゃることがあります。確かに、法的トラブルによるストレスは、解決によってこそ解消するものだと日々感じておりますが、恨みを晴らすためにいたずらに時間をかけて争うことは、かえって精神的負担になり、デメリットのほうが大きいと考えられます。

紛争を長引かせるよりも、できる限りスムーズに解決して前を向いたほうが、お客さまにとってのメリットは大きいものです。だからこそ私は、不釣り合いな期待を持たせてしまうようなことはとても言えません。弁護士として、しっかりお客さまのお話を伺った上で、最終的に裁判所はどのように考え、判断するのかという視点からのアドバイスをさせていただいています。

Q3.和澤先生が弁護士として対応できてよかったと感じた出来事を教えてください。

私自身、幅広い分野の事件をご依頼いただいていますが、交通事故事件をもっとも多く対応しています。不当な損害賠償金で示談を迫られていた方からのご依頼で、適切な金額へ交渉できたときなどはやはり、ご対応できてよかったと感じます。また、最近は労働事件の対応も増えてきています。労働環境や条件が明確にされていない、不当に解雇された、パワハラを受けた、8時間を超えて長時間働いているにもかかわらず残業代が支払われないなどの問題を抱えておられるのであれば、まずはご相談にいらしていただきたいと思います。

かつて、社内で上司からパワハラを受け、耐えられないので、上司を異動させてほしいという方のご依頼を請けたことがあります。パワハラは証拠を残すことが難しいと言われていますが、本件では録音がしっかり残されていたため、会社側との交渉に正々堂々と挑むことができました。本来、会社の人事権には、広い裁量が認められていますが、この会社は、コンプライアンス窓口が適切に機能していたことや、同じ職場で働いていた方々もパワハラがあったことを認識していたことが功を奏したのか、お客さまの希望を数日で実現できた事例もあります。「弁護士が動かなければこうも早く解決しなかった」と喜んでいただけて、非常にうれしく思いました。

実際に、労働問題では、弁護士が介入することで早期解決に至るケースが多々あります。
特に不当解雇は、使用者にとっては突然生活の糧が奪われるものですから、ご相談者さまにとってはショックの大きい出来事でしょう。そのような方々の力に少しでもなれればと思っています。

Q4.和澤先生が印象に残っている事件はありますか?

和澤 晋平弁護士

神戸オフィスを開所して、初めて担当することになった刑事事件のことは忘れられません。依頼者はすでに逮捕され、身柄を拘束されていたため、ご家族からご依頼いただきました。友人たちと共に逮捕されてしまったものの、ご本人は犯行を否認している状態だったのです。

接見に駆けつけたところ、友人らと複数人で遊んでいたが、その中の一部が犯罪を行ったようだが、自分は全く知らなかった、友人らとの帰宅時に犯行について初めて耳にしたが、自分は全く関与していないという話でした。犯罪そのものは、友人らの一部が確かに行ったものだったようですが、どうしたらいいかわからず過ごしていたところ、急に警察がやって来て逮捕されてしまったとのことでした。

私は早速、担当の検察官に真実を伝え、依頼者は犯行には関与していないことを理由に、勾留請求をしないよう交渉しました。しかし、検察官には、「本件は絶対に勾留請求ですよ」と自信満々に言い切られ、勾留を請求されてしまいました。たとえ最終的に不起訴になったとしても、身柄の拘束が長引けば日常に大きな影響が出ます。被疑者は無実ですし、不当な身柄の拘束になることは間違いありません。私は勾留請求の担当裁判官にも面談し、聞いた話をもとに交渉しましたが、残念ながら受け入れてもらえませんでした。

あえなく依頼者は勾留されてしまいましたが、私は諦めず、準抗告を行いました。準抗告とは、勾留をした裁判官の決定に対して、不服申し立てをする手続きです。一度は裁判所が決定したことですから、多くのケースで準抗告が認められないと言われています。事実が認められない可能性があることに対する不安はありましたが、依頼者の無実と勾留の違法性を強く主張した結果、準抗告が認められたのです。さらに、準抗告を認める判断を下した理由のひとつとして、関係証拠を前提とすれば、「該当の事件に依頼者が関与していないことは明らか」と述べられており、依頼者は不起訴になりました。

依頼人はもちろん、ご家族にも非常に喜んでいただけました。私も、やっていないことを認めてもらえて本当によかったと思いましたし、たまたま依頼人が身柄の拘束を受けたのが週末であったため、日常に与えた影響を最小限に抑えることができたことについても、心から安堵しました。同時に、諦めず、難しいとわかっていても取り組む必要性と大切さを痛感し、教えてもらった事件です。やはり、弁護士である以上、「先生が担当してくれてよかった」と言っていただけると、とてもうれしいですね。

Q5.ベリーベスト法律事務所に相談するメリットを教えてください。

弁護士への相談は高額の費用がかかるのではないかと思われがちですが、ベリーベスト法律事務所であれば、多くの分野で無料相談を受けられます。この点では、やはりお客さまにとっては大きなメリットとなるのではないでしょうか。また、料金についてご心配される方が多いようですが、インターネットなどで公開しているので明朗会計ですし、契約書の説明もきちんと行います。私たち弁護士も、多くの方に質の高いリーガルサービスを提供できるよう心がけています。

それから、ベリーベスト法律事務所は、令和2年3月時点で230名以上の弁護士を擁する法律事務所です。私たち弁護士は、日々、侃侃諤諤と議論しながら、お客さまが抱えたトラブルを解決すべく力を尽くしています。お客さまのご相談をお伺いする弁護士がたとえひとりであっても、その向こう側に200名を超える弁護士が控えているようなものです。数多くの経験と知見をもとに、お客さまのトラブルを解決まで導くことができます。

さらに、司法書士や弁理士などの他士業も所属していますし、グループ内には税理士法人があります。離婚や相続などの事件においては、税金の問題が発生したり、登記手続きが必須となったりすることが少なくありません。そのようなときも、ワンストップで問題解決に向けたご対応が可能です。

Q6.弁護士相談に迷っている方へメッセージをお願いします。

和澤 晋平弁護士

弁護士に相談すると、弁護士に叱られるのではないかと思うお客さまもいらっしゃるようです。しかし、ご不安を抱えているのであれば、まずはお問い合わせください。神戸オフィスの弁護士は、みな親身になってお話を聞ける弁護士がそろっています。話しやすいですし、もちろん怒りはしません。

早めにご相談いただければ、解決方法そのものもいくつか提案できることがありますし、こうなってしまったら本格的にご依頼したほうがよいというタイミングについてもアドバイスできます。いくつか別の法律事務所で相談した結果、当方ならではの解決方法の提案があったから私どもに依頼をしたというお客さまもいらっしゃいます。まずはお気軽にご相談ください。