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リボ払いで困ったら債務整理もできる! 方法やメリットについて弁護士が解説

2019年10月04日
  • 借金問題
  • リボ払い
  • 債務整理
リボ払いで困ったら債務整理もできる! 方法やメリットについて弁護士が解説

神戸市では、平成27年より住民税や固定資産税などの税金をクレジットカードで支払えるようになりました。分割払いやリボルビング払い(以下「リボ払い」)にも対応しているとのことです。

しかし、リボ払いには注意が必要です。リボ払いに変更してそのまま借金が膨らみ、その後債務整理をすることになってしまうケースが後を絶ちません。「リボ払いは債務整理ができないのでは?」と思っている方もいらっしゃるでしょうが、リボ払いも借金の一種なので債務整理をすることは可能です。今回は、リボ払いの仕組みや債務整理の方法について解説します。

1、リボ払いで借金が膨らむ理由

よく「リボ払いをすると借金地獄になる」などと言われますが、なぜでしょうか。ここではまず、リボ払いにするとどうして借金が膨らんでしまうのか、リボ払いの仕組みについて見ていきましょう。

  1. (1)リボ払いの仕組み

    リボ払いとは、月々の返済額を一定金額にする方法です。たとえば、50万円のものを購入しても、月々の返済額を1万円と設定すれば、毎月の返済額は1万円ですみます。そのため、高額な買い物をしたときには、ひと月当たりの支払い額を抑えることができるので良い方法であるかのように見えます。しかし、1回あたりの返済額が抑えられても、その分ほかのショッピングをしてリボ払いにしてしまうとどんどん借金が増えてしまう可能性があるのです。

  2. (2)リボ払いは金利が高い

    ショッピング枠・キャッシング枠ともに、リボ払いの金利(手数料)は10~15%前後と非常に高い利率に設定されているのが特徴です。リボ払いで繰り返し買い物をしてしまうと、その分支払金額が増え、支払い期間も長くなります。そうすると、金利が毎月上乗せされることになり、いくら返済しても利子の支払いにはなるものの元本が減らない可能性があるのです。ここにリボ払いの落とし穴があるといっても過言ではないでしょう。

  3. (3)分割払いとの違いとは

    クレジットカードでは、分割払いを選択することもできます。リボ払いも分割払いも買い物代金を複数の月に分けて支払う点では同じです。しかし、分割払いはあらかじめ指定した回数分だけ代金と手数料を支払えば返済が終わるものの、リボ払いの場合は毎月の支払額の上に金利が積み重なるため、なかなか完済の目途が立ちにくい点に違いがあります。

  4. (4)リボ払いのメリット

    リボ払いのメリットは、クレジットカードで購入した商品やサービスに関する月々の支払額を一定にできるため、家計のやりくりがしやすくなることです。また、クレジットカード各社がリボ払いに関するキャンペーンを打ち出しており、支払い方法をリボ払いにすると獲得ポイントがアップしたり、まとまったポイントがプレゼントされることもあります。

  5. (5)リボ払いのデメリット

    リボ払いのデメリットは、いくら買い物をしても毎月の支払額が固定されているため、利用金額を把握しにくいことがあげられます。また支払期間が延びるほど利息が増えていくので、毎月返済している気になっていても実は利息分しか支払えておらず残高がいっこうに減らない、ということも見受けられます。

2、リボ払いからの脱出方法

リボ払いは借金と同じであるとよく言われる通り、リボ払いにすると支払期間が非常に長くなり、返済が苦しくなりがちです。この状況から脱出するためには、どうすればよいのでしょうか。

  1. (1)繰り上げ返済をする

    リボ払いから一刻も早く脱出する方法として、まず繰り上げ返済をする方法があげられます。まとまった資金が用意できる場合は、将来返済すべき金額について一気に繰り上げ返済をしてしまえば、翌月以降支払う義務はありません。

  2. (2)ボーナス一括返済をする

    今すぐにまとまった資金を用意できない場合は、支払方法をボーナス一括返済に変更する方法もあります。会社勤めをしていてボーナスの支払が期待できる方は、この方法を選ぶのも良い方法です。自営業やパート・アルバイトなどでボーナスの支給がない方でも、ボーナス月にまとまった収入が見込める場合はこの方法が使えるでしょう。

  3. (3)金利の低いローンに借り換えする

    リボ払いの金利は年利15%前後のところが多いので、カードローンなど金利の低いローンに借り換えをするのも良いでしょう。15%未満のローンを選べば、金利が低くなる分、返済額も若干抑えることができます。しかし、借り換え後もなるべく繰り上げ返済をして短い期間で返済を終えることをおすすめします。

  4. (4)債務整理する

    繰り上げ返済・ボーナス一括返済・ローンの借り換えのいずれも難しい場合は、債務整理をする方法があります。リボ払いによるカード借金でも債務整理は可能です。債務整理をすれば、月々の支払金額を減らせたり、場合によっては借金返済が免除されたりすることもあります。どうやりくりしても返済が苦しい場合は、弁護士に相談の上、最後の手段として債務整理を利用するとよいでしょう。

3、リボ払いで困ったら債務整理できる

リボ払いにしていて返済額が減らずに困ったときには、債務整理をすることで返済の苦しみから解放される可能性があります。債務整理には4つの方法がありますが、それぞれどのような方法なのか見ていきましょう。

  1. (1)任意整理

    任意整理とは、消費者金融や金融機関と直接交渉して、借金を減額してもらう方法です。将来発生する利息をカットしたうえで、現行の利息制限法上の金利で利息の引き直し計算を行います。計算の結果、利息の払い過ぎ(過払い金)が発生していた場合には、元本の返済に充てるとその分借金を減らすことができます。その後、残額を3~5年かけて分割返済していきます。

  2. (2)個人再生

    個人再生とは、裁判所に申し立てることで借金額を大幅にカット(借金の総額が1500万円以下の場合はその5分の1もしくは100万円のどちらか高い方、借金の総額が1500~5000万円以下の場合はその10分の1もしくは300万円のどちらか高い方まで)してもらい、その後3~5年かけて分割返済する方法です。会社勤めなどで反復的・継続的に収入がある方が利用できる債務整理方法で、マイホームやマイカーを手放すことなく借金の整理ができる点に特徴があります。

  3. (3)自己破産

    自己破産とは、裁判所に申し立てることで借金返済義務が免責される方法です。自己破産する際には財産を換金処分して借金返済に充当しなければならないものの、99万円以下の現金や家財道具などは手元に残すことができます。また、破産手続き中は弁護士や公認会計士、保険外交員、警備員など一定の職業資格が制限されますが、手続きが終了すれば元通り資格を生かして働くことが可能です。

  4. (4)特定調停

    特定調停とは、裁判所に調停を申し立て、調停委員会の仲介のもとで貸金業者や金融機関と交渉し、借金を減額してもらう方法です。債務者側が返済計画を立て、債権者に了承されれば調停が成立します。その後、調停調書が作成されますが、これに書かれている通りに借金が返済できなければこの調停調書を債務名義にして債権者が強制執行できる点に注意が必要です。

4、リボ払いを債務整理するメリット

「リボ払いを債務整理することで、経済的な信用がなくなるのではないか」と危惧される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、債務整理することで、返済すべき金額が減るなどさまざまなメリットを享受できます。ここでは、代表的なものを3つ取り上げてみましょう。

  1. (1)支払督促が止まる

    リボ払いを債務整理すると、クレジットカード会社からの督促がストップします。リボ払いを債務整理する際に弁護士に依頼すれば、弁護士が受任通知をクレジットカード会社に送付してくれます。法律上、受任通知を受け取った貸金業者などは、その後一切督促をしてはいけない決まりになっているため、受任通知が相手方に届けば電話やメールなどで督促を受けることがなくなるのです。

  2. (2)利息がカットされる可能性がある

    リボ払いを債務整理することで、支払義務のあった利息がカットされる可能性があり。リボ払いの利息は非常に高いので、利息がなくなるだけでも全体の返済額が減り、返済がだいぶ楽になるでしょう。

  3. (3)月々の返済額が減らせる

    債務整理すれば、借金の返済期間を延ばせるので、その分月々の返済額を減らすことができます。月々の返済金額が減らせれば、生活資金のやりくりもしやすくなります。ちなみに、自己破産であれば残額の返済が一切免除されるので、生活をより立て直しやすくなるでしょう。

5、リボ払いを債務整理するデメリット

リボ払いを債務整理することで、メリットもあればデメリットもあります。デメリットにはいろいろなものがありますが、多少のデメリットを被ったとしても、生活再建のためには債務整理をする方がよいでしょう。

  1. (1)クレジットカードが使えなくなる

    リボ払いを債務整理することで、リボ払いに使ったクレジットカードが今後は使えなくなります。もし水道光熱費など、ほかの料金等の支払いも同じカードで行っているときは、早急に口座振替などに変更した方がよいでしょう。また、クレジットカードに付帯しているETCも使用できなくなるので、高速道路を利用して出かけるときには注意が必要です。

  2. (2)購入した商品が差し押さえられる可能性がある

    リボ払いで購入した商品は、車などと同様に支払が終わるまで完全に自分に所有権が移らないため、債務整理すると支払が終わっていない商品は差し押さえられてどこかに持っていかれてしまう可能性があります。そのため、債務整理する前に、どの商品が差し押さえの対象になりそうかをあらかじめチェックしておいたほうがよいでしょう。

  3. (3)「ブラックリストに載った」状態になる

    債務整理をすると、信用情報機関の異動情報に名前が掲載されます。これがいわゆる「ブラックリストに載った」状態です。ブラックリストに載ると、名前が抹消されない限り、新規借入や、クレジットカードの新規作成ができなくなります。ただ、名前は永遠に載っているわけではなく、自己破産以外であれば5年程度、自己破産の場合は10年程度で抹消されます。そうすれば、新たにローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることも可能です。

    ただ、債務整理したクレジットカード会社と同じ会社、もしくは同じ系列の会社でカードを作ろうとすると、カード会社のほうに債務整理をした記録が残存していて審査に落ちてしまうこともありますので留意しておきましょう。

6、まとめ

リボ払いをすれば、月々の返済額が少なくて済むため、一見メリットが大きいように見えます。また、カード会社もこぞってリボ払いへの変更キャンペーンを行っており、リボ払いにするとお得なように感じるでしょう。しかし、一度リボ払いを選択すると、毎月利息が上乗せされ続けることも忘れてはなりません。

ベリーベスト法律事務所 神戸オフィスでは、リボ払いで月々の返済にお困りの方を対象にご相談を受け付けております。お客様の収入や経済状況によって、どうしても返済が難しそうな場合は債務整理をご提案いたします。債務整理は決して恥ずかしいことではなく、生活を立て直すために相応しい方法であると考えております。秘密は厳守いたしますので、リボ払いでお困りの方は、当事務所までお気軽にご相談ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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